活動報告

SDGsを体感しよう!

2018年08月11日 17:09

2018年度とうかい号支援委員会8月度公開委員会が富士宮駅前交流センターきららにて開催されました。
公開委員会では、JAYCEEとして積極的にSDGsの達成に向けて大きな運動へとつなげていく必要があるということで公開委員会が開催されました。

SDGsとは、持続可能な開発目標の略称です。エスディージーズと読みます。2015年9月に開催された国連サミットで採択された成果文章「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の柱として、世界共通の17のゴール(目標)、目標ごとの169のターゲットから構成されています。国連に加盟している193の国・地域が2030年を期限に達成を目指すものです。SDGsの理念は「誰ひとり取り残さない」です。この理念が示すように、SDGsは世界のすべての人に共通する普遍性が特徴となります。

SDGsが目指す17のゴール(目標)は、
ゴール1.貧困をなくそう
ゴール2.飢餓をゼロに
ゴール3.すべての人に健康と福祉を
ゴール4.質の高い教育をみんなに
ゴール5.ジェンダー平等を実現しよう
ゴール6.安全な水とトイレを世界中に
ゴール7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
ゴール8.働きがいも経済成長も
ゴール9.産業と技術革新の基盤をつくろう
ゴール10.人や国の不平等をなくそう
ゴール11.住み続けられるまちづくりを
ゴール12.つくる責任つかう責任
ゴール13.気候変動に具体的な対策を
ゴール14.海の豊かさを守ろう
ゴール15.陸の豊かさも守ろう
ゴール16.平和と公正をすべての人に
ゴール17.パートナーシップで目標を達成しよう
という17のゴールが設定されています。とても壮大ですね。そこで公開委員会では講師(ファシリテーター)をお招きし、カードゲームを通じてSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験しました。ルールはいたってシンプルです。与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するというものです。またプロジェクトを実行するには、参加者全員がホワイトボードに張り付けられたマグネットを共有し、青は経済、緑は環境、黄は社会を意味しています。これは参加者全員で創り出す世界の状況を表していています。

写真にあるのは、公開委員会での静岡BC世界の状況メーターです。

経済は絶好調すぎるほど絶好調。環境はCO2で言えば、排出量自体はあるものの危機的な状況ではない。社会状況はというと、富の総量は増え続けているが、格差が広がり、そこを起点にした社会不安は増加している。壊滅的状況で抜本的改革が必要となりました。

この後振り返りのワークショップを行いました。最後に講師の方が、全体の振り返りを解説しました。それは、「今、世界で起きていることは、どうも全体として動いているらしい」ということ。「風が吹けば桶屋が儲かるのことわざのように、何かが起きれば連鎖が生まれ、思わぬところで思わぬ結果が起きている」その連鎖の一例として「安いスナック菓子が温暖化を促進している」すなわち「安いお菓子を作るために極端に安いパーム油が歓迎され、そのために森林が開墾され、大規模農園化されており、それが温暖化が加速している」というつながりの可能性を示しました。ゲームを通し、色々考えさせられ、いろんな気づきをいただきました。体験型のゲームであるため実際には体験してみないとお伝え出来ない部分があります。是非体験してみてください。