理事長所信

一般社団法人富士宮青年会議所
第53代理事長 鈴木 統太

2024年度スローガン

理事長所信 『 影 響 力 』

~私たちの起こす運動が、希望にかわる~

はじめに

時代の変化により、我々の考え方も大きく変化しています。今までは現地に行き会議を行ってきました。しかし、最近では場所を問わず会議や会合を行う仕組みができました。

時代の変化に合わせ青年会議所はその時代の先端で運動を行っています。地域や誰かのために今何ができるのか。ではなく今しかできないことを考えることで地域やLOMにインパクトのある運動ができると考えます。しかし、会員減少が進む中で、その運動にも影響がでているのではないでしょうか。メンバーが少ないから、事業も成功するか不安になってしまい、現実をみて活動しているように思います。だからこそ、今しかできないことを考え実行し、たとえそれが失敗してもその失敗を引き継ぐことにより、より良いものを作っていきます。その行動が明るい豊かな社会の創造につながると私は考えます。何事にも恐れずに挑戦している姿を見て、人々の心に響くものがあり能動的な行動に変えていきます。

拡大系委員会

昨今では、全国的にも会員の減少が目立ちます。LOMにおいても会員の減少が大きな課題になっております。会員拡大は、青年会議所を持続可能なものにしていくうえで最も重要な使命です。青年会議所の運動において、仲間の存在は必要不可欠です。我がLOMの伝統である「おもてなしの精神」を尊重し、いつの時代も大切にしてきた同世代の相手に対しても感謝と尊敬のこころをもって活動していきます。その中でもリーダーを育成する研修を行い、青年会議所の存在や意義を知らない人たちに丁寧でわかりやすく伝えることで、相手の心に響き新たな仲間を迎え入れていきます。

 

拡大青少年系委員会

未来のまちをつくるのは、現代の子供たちです。我々が教わってきたことをそのまま伝えるのでなく、時代にそった教え方をしていかなければなりません。人は経験でしか語れないと言われますが、大人になり年齢を重ね社会常識や世の中を知った我々は、周りの目を気にして、失敗を恐れ挑戦することをためらう人もいます。幼少期の頃は、すべてのものに興味や好奇心を抱き何事にも恥じらいなく挑戦してきました。子供たちにその機会を提供し、伝播していくことが青年会議所の運動である。その機会を子供たちがどのように受け止めるのか、そして感じるのか。私は、子供たちの記憶に残る、インパクトのある体験を経験していただくことが子供の成長につながると考えます。

また、我々がそのような運動をしてくためにも多くの仲間が必要です。運動はひとりではできません。同じ志をもつ多くの仲間が、いることによりさらにインパクトの強い事業が展開されます。会員拡大の 意識を持ち、青年会議所がまちにもたらす影響力を発揮していきます。

 

事務局

事務局はLOMの状況を常に先読みし各委員会のサポートを行い、総会や理事会の円滑な運営を行います。また、LOMの対外的窓口となり情報を集め、ITを駆使することで全国のメンバーや諸先輩の皆様にその運動を知ってもらうことだけではなく、対外にも知ってもらい、誰もが興味をひくインパクトのある運動を積極的に発信していくことで青年会議所のメンバーになりたい人を増やすことにも繋がります。

出向

青年会議所では同世代の仲間が、世界や日本中を駆け回り活躍しているリーダーたちの姿をみて遠い存在に感じるかもしれません。しかし、そのような仲間のおもいや行動力に触れる機会は出向にあります。志が同じ者同士が、日本各地から集まり大きな事業をともに遂行することで、友情が深まり新たな友ができます。出向先で自分を信じ、能動的に参画し、その経験をLOMに大きなインパクトをあたえることでLOMに還元します。

結びに

私は先輩から青年会議所を例える「少年と釣り」の話を聞きました。この話は、魚の釣り方を教えるのは、親や学校。その少年に魚を釣ってあげるのはボランティア。釣り方を教えることを教えることが青年会議所の運動だと私は聞きました。私たちが自ら発信して伝播していくことで能動的な市民をひとりでも多くつくれるということです。我々がその意識をもち青年会議所運動を行うことが大事である。その運動を、より効果的に伝えるには人々の記憶に残るようなインパクトのある事業を展開していくことです。我々の運動が共感を得ることができれば影響力に直結すると私は確信しています。青年会議所では、リーダーを育成していく団体です。私たちの運動がまちや青少年たちにもたらす影響力を考えメンバーが活動していくことで組織を強化し、地域の発展につながります。我々JAYCEEは、社会の課題を解決し、未来をかえることができます。必ずその運動を見てくれている人はいます。自分を信じて。

今しかできないことを、地域のために。そして誰かのために運動していこう。