理事長所信

一般社団法人富士宮青年会議所
第50代理事長 前島 靖勲

1982年生まれ
株式会社不二工芸製作所 取締役
2013年 一般社団法人富士宮青年会議所入会

2021年度スローガン

理事長所信 『目的意識の醸成』

活動する意義を明確にし、能動的に富士宮を牽引する

はじめに

「目的をもって行動する」これは私の信条です。

目的とは“己、誰か、何か”のためという想いであり、そしてその想いは行動や思考の原動力となっています。何かを成し遂げる時には、羅針盤となる明確な目的があれば迷うことはありません。時には進むべき方向を見失い迷走することがあっても、目的を再確認すれば軌道修正ができます。さらにはアンテナを高く掲げ情報収集を行うことで、想定よりも効率的に成果をあげることもあります。そしてそれは普段の生活や仕事はもちろんのこと、青年会議所活動においても同様のことが言えます。目的を持つことで行動が明確になり、様々な課題にも戦略的に進む事ができます。

幸いなことにこの青年会議所には多くの成長の機会があります。ただ漠然と臨んではなりません。この一年間、これまで以上に目的意識を持つことで具体的な行動をとり、それを成長に繋げ、明るい豊かな富士宮、そして市民が誇れる富士宮を目指し挑戦していきましょう。

変化の必要性

令和への改元に沸いた年末、新型コロナウィルス(COVID-19)が海外で猛威を振るい始めました。交通網の発達も相まって世界中に蔓延し、地球規模で影響を受け今なお終息のめどはたっていません。感染対策や三密回避が日常となる中で多くの産業が打撃を受け、教育にも影を落としました。当然のように成り立っていたサイクルの一部がこの脅威ひとつで持続可能ではなくなったことに衝撃を受けました。しかしそんな状況下でも教育や行政、企業活動において様々な変革に取り組み、状況への馴化と変化への対応を懸命に模索しています。

さて、いずれの時代も多くの課題があり、地域の青年がそれらを自分事と捉えて取り組んできたことで、街や人により良い変化をもたらしてきました。JC宣言文の改訂もその一つです。1970年に制定され、これまで1990年、2001年に改訂されてきました。それまでの歴史に最大限の敬意を払い、時代に即した形に変化していきました。「日本の青年会議所は 希望をもたらす変革の起点として 輝く個性が調和する未来を描き 社会の課題を解決することで 持続可能な地域を創ることを誓う」。これが2020年に改訂されたJC宣言文です。この新たな宣言文が我々の活動の意義として掲げられ青年会議所の象徴となっていきます。

青年会議所として成すべきこと

富士宮青年会議所は創立50年の節目を迎えます。脈々と受け継がれてきた歴史において不変の目的、「明るい豊かな社会の創造」は今なお我々の原動力となっています。そして青年会議所は気付きや一石を投じる存在ではなくてはなりません。ただ事業を行うのではそこに意味が見出せません。表面的な課題ではなく根本的な問題に目を向ける必要があります。

withコロナといわれる時代、最先端の技術を取り込み先進的な活動を模索する。はたまた古き良き文化やならわしを取り入れる。いずれにしても従来の形に変化をつけて活動をしていかなければなりません。まずは人、物、事に関わる背景を充分に吟味し、行うことの大小を問わず目的や意味を見出し、それらの結果を積み重ねた先に我が町富士宮の発展につながります。

50周年実行委員会

富士宮青年会議所の存在意義をより高めるために。

創立50周年という大きな節目であることから、その歴史と先輩諸兄に大きな感謝を伝え、今後の在り方を示します。それと同時に変化してきた過程を後世に引き継ぐ役割を担います。そして関係団体や富士宮市民に対してもこれまで支えていただいた感謝と共に、様々なパートナーシップと持続可能で市民が誇れる事業を行って参ります。

会員拡大・アカデミー系委員会

能動的に共に活動する同志を拡大するために。

我々の運動は、地域社会への奉仕と自己の成長。この両輪をもって活動する同士が多いほど、より広く強力に発信することができます。これまで培ってきた手法だけでなく、新たな試みも取り入れ、柔軟で誠実な拡大活動を展開して参ります。また、新たに入会したメンバーには、青年会議所の理解を深める機会を創出します。

ひとづくり系委員会

人の変化をよりよい街の変化へつなげるために。

「まちづくりは人づくり」と良く言われます。よりよい街にするためには、人の想いが鍵を握ります。それぞれの世代の想いがあり、より変化への対応が求められる今だからこそ、ユニークさや発想力を活かして行動することが必要になります。よりよい変化をもたらすために、柔軟な思考で誇れる富士宮に向けた原動力となる機会を創出します。

総務・事務局

富士宮青年会議所に関わる全ての事を円滑に進めるために。

各委員会が存分に力を発揮しよりよい事業を展開するため、最大限のサポートをします。また、メンバーの資質向上の一端を担う他、事務的な活動に留まらず対内外問わず包括的に活動をします。また、総務として総会を取り仕切り、青年会議所活動がスムーズに展開できるよう努めます。それと同時に、移ろう世間の流れを敏感に察知し、これまでの誇りと魂を受け継ぎながらも対外との持続可能なパートナーシップを模索するなど、新たな試みでよりよい青年会議所の在り方を模索します。

出向

より多くの経験を成長の機会とするために。

人としての成長は移動した距離と会った人数に比例すると言われています。まさに出向はそれを体現しています。まずは人脈の拡大が挙げられ、県、地区、日本、世界へと無限の可能性が広がっています。そして得られた出会いは今後の人生を左右するものになるかもしれません。LOMよりも広い範囲で展開される事業も魅力の一つです。青年会議所だからこそ広がる人脈と経験により大きく成長し、LOMに還元することでより良い富士宮を目指す大きな力となります。

結び

私は、LOMでの役職、ブロックや地区への出向、そして様々な事業を経験し、自身の成長の糧とすることができました。その中でも2015年度の拡大委員長、そして2019年度の「とうかい号」事務局長が一際大きな経験と財産になっています。規模や予算は天と地ほどの差がありますが、拡大委員長の時は拡大の相手がJCを好きになってもらえるように、事務局長の時は乗船者の成長のために。これだけをただひたすらに考えていました。入会者の数、研修船の結果の是非を問われれば満足していないと答えます。そういう意味ではまだ私の目的は達成されていません。しかし、彼ら彼女らのためにと全力で取り組んだことに悔いはありません。想いを持ち一生懸命に取り組めば、それを周囲の人が支えてくれます。会員拡大と「とうかい号」の経験はそうして得られた財産だと確信しています。

もうひとつ大事にしている想いがあります。「自分が源泉」、とある講演で感銘を受けた言葉です。全ての結果は自分が招いたもの。他人事から自分事に視点を変えるにはうってつけであり、あらゆる活動の中でとても重要な指針となっています。

一年間これらの経験、想いを胸に、よりよい富士宮と富士宮青年会議所のために、全力で邁進する所存です。どうぞ皆さん共に挑戦し存分に駆け抜けましょう。