理事長所信
- 一般社団法人富士宮青年会議所
第54代理事長 齋藤 貴士
2025年度スローガン
はじめに
コロナ禍を受け自粛生活が長く続きました。その自粛期間中では何か行動を起こす事が悪とされ、それを経験した我々は挑戦する事の大切さを忘れてしまったのではないでしょうか。私の考える挑戦とは、自分にはハードルが高いと思う課題や逃げてしまいたい事にチャレンジする事です。我々、青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現のために活動しています。私の考える「明るい豊かな社会」とは市民みんなが幸せを感じ希望に溢れている社会です。それを実現させるためには、我々青年会議所が今まちのために何が出来るのかを真剣に考え挑戦する事が大切なのです。
また、近年は参加率の低迷から見ても、組織としてのモチベーションが発揮しきれていない状況にあります。面倒くさいから大変だからと楽な方を選んではいませんか。失敗を恐れずに挑戦し、たとえ失敗したとしても検証し分析することで成長するのです。私は、一人ひとりが責任感を持って活動している組織は発展していくと考えます。そのために、メンバーが挑戦しやすい環境を整える事でメンバーの成長を促し、胸を張って活動できる組織を目指します。会員一人ひとりが青年会議所活動を自分事と捉えて「明るい豊かな社会」の実現のため挑戦します。
拡大系委員会
会員拡大は青年会議所の根幹を担っていると考えます。40歳で卒業をしなくてはならない決まりがある事から会員拡大を続けていかなければ組織が衰退していきます。これからも青年会議所を発展させていくためにも、より多くの仲間を迎え入れる必要があります。青年会議所の存在や魅力を知らない候補者の方たちに、青年会議所で得られる機会がどのようなものがあるかを理解してもらう事で、青年会議所の理念や魅力を伝え、多くの仲間の拡大に挑戦します。また、入会したメンバーは、まだ理念については理解しきれていないため、委員会として成長できる機会を設ける事で未来の青年会議所を担う人財を育てます。
青少年・研修系委員会
幼少期では好奇心が旺盛で何事にも興味を持ち積極的に挑戦してきました。しかし、失敗や恥ずかしさから挑戦する事をためらい無難な選択をしてきた人は多いと思います。青少年には、わんぱく相撲を通して、勇気を出して一歩を踏み出し、相手を思いやって挑戦してもらい、挑戦する事の大切さを経験してもらうと共に、まちを代表して参加している事を自覚して、全力で取り組んでいただきます。また、JCI MISSIONに「青年が社会により良い変化をもたらすためにリーダーシップの開発と成長の機会を提供する」とあるように、まずは我々メンバー一人ひとりがリーダーとして成長する必要があります。JCの理解を深め、青年会議所のすべき事を落とし込む事で、JAYCEEとして成長出来るように挑戦します。
総務・事務局
総務・事務局は事務全般、理事会、総会の運営をします。より効率的な会議を目指し活動します。そのために各委員会と連絡を密に取り合い円滑なLOM運営を目指し活動していくと共に湧水の発行やHPの更新、SNSなどを活用して対内外に積極的に情報の発信をしていきます。また、定款の見直しも検討するなど、少しでもメンバーが活動しやすくなるよう、より良いLOMを目指して挑戦していきます。
出向
出向はLOMでは経験出来ない規模の事業を経験出来る機会であり、様々な考えをもったメンバーと切磋琢磨することで自分自身が成長出来ると共に多くの仲間が出来ます。ただ出向するのではなく、積極的に参加し様々な経験をLOMに還元します。
結びに
私は青年会議所には成長の機会はたくさんあると考えています。ただ、それは自分が一歩を踏み出してつかみ取りに行かないと手にする事は出来ません。ただ在籍をしているだけでは何も生まれないのです。私は今年で入会して13年目を迎えます。例会や事業に積極的に参加するなど、とにかくやってみようと挑戦してきました。その中では成功と失敗を繰り返し、先輩方からたくさんの事を教えていただき成長して来られたと自覚しています。それは一歩を踏み出したからこそ経験できたのだと考えています。今こそ成長のときです。メンバーの皆様にも積極的に挑戦していただき、未来の富士宮青年会議所をつくって行きましょう。立ち止まっていても何も変わりません。勇気を出して一歩を踏み出しましょう。挑戦した先には自身の成長が待っています。様々な事に挑戦し、自分のため、まちのためにその機会をつかみ取りに行きましょう。