活動報告
11月例会
11月8日(木)クリスタルホールパテオンにて11月例会が開催されました。
11月例会においては講師として、一般社団法人エコロジック代表、富士宮「縁や」オーナーの新谷雅徳氏をお招きし、講演していただきました。本例会には富士宮青年会議所のメンバーの他にも富士宮市の高校に通う高校生及び高校会議所の時田事務局長にも例会に参加いただきました。講演タイトル「当たり前に思っていることが世界の人にとっては宝物」と題し、地域の価値を地域住民が伝える真のエコツーリズムをテーマに講演していただきました。
まずエコツーリズムとは、「自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光を成立させること。」、「観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかること。」、「地域資源の健全な存続による地域経済への波及効果が実現することをねらいとする、資源の保護+観光業の成立+地域振興の融合を目指す観光の考え方である。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくことを目的とする。」とお話になり、世界の現状及び活動内容を説明していただきました。
地域が抱える問題を解決する一つの手段としてエコツーリズムがあります。例えば、インド・シッキム州は、生物多様性のホットスポットに位置づけられており、インドにおける全植物種のうち4分の1近くが生息している地域であると考えられています。近年、シッキム州を訪れる観光客の急増等に伴い、自然環境への影響が懸念されています。同時に、貧困層を中心とした地域住民に対して新たな生計向上手段を提供し、同地域における自然環境と調和のとれた、持続可能な社会経済の発展を目指していく必要がありました。その有効な手段としてエコツーリズム開発が推進されました。
では、みなさんはこれからどうやって富士宮の価値を学び、伝え、守っていけるのでしょうか。
この問いかけに、講演に参加したメンバー及び高校生から色々な意見が出ました。富士山、浅間大社、田んぼ、日常見ている景色に和を感じ、県外からの交通、観光を整備し多くの人に富士宮に来てもらう。そして観光に来た人たちと触れ合うことで富士宮の良さを再確認することにつながる。日常的に富士山を見ているのでいつも見ている風景だと思います。しかし県外から来た人にとっては日本一の山、富士山がすぐそこにあるということは日常的でなくすごいことです。
我々が、日常に隠れている富士宮の価値を再認識することで、自分が変わる、そして地域が変わる、地域が変わることによりみんなが変わることに繋がるのではないでしょうか。