活動報告
美雪先生より返事が来ました
美雪先生より2月公開例会のアンケートの回答をいくつかいただきました!
美雪先生からの回答
Q1:忙しい時は栄養を補うサプリメントでもOKですか?
A1:忙しい日常生活でできる限り食事から栄養素を摂取していただきたいのですが、そうは言っても全てを食事からは難しいのが現実でしょう。 サプリメント摂取については以前栄養士会ではお勧めしていませんでした。
理由はやはり人間は食事から栄養素を摂取するのが自然であるからです。
またサプリメントは手軽で簡単なので依存しやすい弊害が心配されたからでしょう。
しかしその後変わりまして、やむを得ない場合はサプリメントで補うという選択肢もあるという方向性です。
あくまでも一時的にという考え方でしょう。
栄養素によっては過剰摂取になりやすいものもあり、過剰症といった健康被害もあることを承知して自己管理しましょう。
Q2:何故?静岡県が健康寿命1位になったとお考えですか?
A2:色々の理由が考えられるでしょうが、地域性では静岡県は海あり山あり、気候温暖(1年中活動可能、雪国と運動量・活動量が違う)、お茶をよく飲む(これは大きいと考えられます)、みかんをよく食べる、栄養士会の活動や地域保健委員等の活動が活発、情報網が整っているので健康情報が届きやすいなどなどが一例です。
また、県民性として人格穏やかで健康志向が高いのがよろしいとも言われています。
健康寿命第一位が続くように楽しく健康づくりに励みましょう。
Q3:毎朝グラノーラを食べています。その際、豆乳をかけていますが、調整しているのと無調整は栄養的にどちらが30代女性にとってとるべきでしょうか?
A3:調整、無調整どちらでもよろしいでしょう。
しかし、女性にとって大豆イソフラボンは大変有効な栄養素ですから、このように意識が高いのは大変すばらしいことですね。
毎朝同じ製品を食べるのではなく、パンやごはん、麺類も取り入れると良いでしょう。シリアルは甘いものも多いので、糖分には気を付けましょうね。
Q4: 濃い味が大好きな主人で体を使う仕事の為、ダシをしっかりとっても、しょうゆを足されてしまいます。どうしたら健康的な食事をしてくれるのかいつも悩みます。
A4:肉体労働をされる方はそうでない方よりも塩分が多く必要となります。
特に夏は塩飴や塩分を補給した飲料も勧められています。従って多少濃いめの味付けでも大丈夫でしょう。
食事があまり薄味ですと、食欲が下がりかえって心配な事態も考えられます。
そこで、どうしても醤油を足したいご主人のために一工夫。
醤油を出し汁で半分に薄めて食卓でかけてもらうのはいかがでしょう。
ご主人も醤油をかけた満足感がありますし、塩分は1/2ですから安心ですね。
しかし、何と言ってもご主人の健康を気遣う奥様の優しさが素晴らしいでしょう。
だし汁を濃いめにとって、塩分がなくても食べられる料理を1品入れて、塩分は表面だけに付ける等工夫はいっぱいあります。
一度調理実習できると良くわかるのですがね。とにかく家庭円満なご様子がうかがわれて素晴らしいですね。
Q5 :子供の時の偏食は大人になってからどの程度、健康に影響がでますか?
A5:どのくらいかといった具体的データはありません。
しかし、食習慣は子供の時からの食べ方が大人になって習慣化したものです。
偏食については、味覚が大人になると変化することもあるので、あまり心配ないと言われています。
栄養素はいろいろな食品に含まれているので、同じ栄養素を含んでいて食べられる食品と置き換えて食べましょう。
無理強いするのは逆効果でしょう。長い目で見守って下さいね。
アンケートに答えてくださった美雪先生
ありがとうございました